メリタ式とカリタ式のコーヒードリッパーの違いを知ると淹れ方がわかる

こんにちは、hiyokoです。

自宅でコーヒーを淹れようと考えている人は、まずコーヒーの器具を揃えなければなりません。

今回は、コーヒー器具の中でも台形型のコーヒードリッパー「メリタ式」「カリタ式」についてお伝えします。

\ この記事を読むと以下の悩みが解決します /

  • 初めてコーヒードリッパーを買うので何を買ったらいいのか迷っている
  • メリタとカリタの違いを知りたい
  • 初心者におススメのコーヒードリッパーを知りたい
目次

メリタ式とカリタ式のコーヒードリッパーの違いを知ると淹れ方がわかる

コーヒードリッパーの形について

コーヒードリッパーは大きく分けて、台形型円錐型があります。

台形型(画像引用:Amazon
円錐型(画像引用:Amazon

台形型の代表としてメリタ式やカリタ式があり、円錐型の代表としてハリオ式やコーノ式があります。

台形型と円錐型の違いとして、お湯の落ちる速度があります。

台形型より円錐型の方がお湯の落ちるスピードが速いので、スッキリとした味わいになります。

円錐型はお湯の注ぎ方でコーヒーの味に変化が出やすいので、中~上級者向けのドリッパーです。

一方、台形型はお湯がコーヒー豆全体にしっかりと浸透してから抽出されるので、お湯を注ぐスピードに左右されることがなく、初心者向きです。

お湯がコーヒー豆の中を通過するスピードが遅いと濃くなり、速いとスッキリした味になります。
この事を意識してドリップすると、味に変化が付けられコーヒーの世界が広がるぞ!!

コーヒードリッパーは、その形によってお湯とコーヒーの接する時間が違うのでコーヒーの味わいが変わってきます。

コーヒードリッパーのリブについて

コーヒードリッパーの内側には「リブ」と呼ばれる溝があります。

リブの働きは、ペーパーとドリッパーの密着を防ぎ、お湯の流れを調節します。

リブは、上から下まであるものもあれば中央から下までのものもあります。

リブの形はコーヒーの味に影響があるといわれており、各メーカーによって形が違います。

各メーカーのこだわりが詰まっているので、コーヒードリッパーを購入の際はリブの形も見てみると面白いです。

コーヒードリッパーの材質として主にプラスチック製のものと陶器製のものがあるのですが、リブの影響をうけやすいのはプラスチック製のコーヒードリッパーになります。

hiyoko

ここからは台形型の代表のメリタ式とカリタ式の違いについてお伝えしていきます。

リタ式・カリタ式って?

メリタ式・カリタ式と言われているメリタとカリタというのはメーカーの名前になります。

メリタはドイツに本社を置くコーヒー機器の総合メーカーです。

カリタは、神奈川県に本社を置く日本のコーヒー機器の総合メーカーになります。

それぞれのメーカーには、代表的な商品としてコーヒードリッパーを販売しています。

hiyoko

店頭で見つけた時に「メリタ」「カリタ」で迷う人も多いですよね。

このコーヒードリッパーですが、メリタ式もカリタ式も台形型で見た目は違いなどなさそうに見えます。

メリタ式とカリタ式の大きな違いは、ドリッパーの底部にある穴の数です。

メリタ式の穴の数が1つに対して、カリタ式は3つ穴が開いています。

この穴の数がコーヒーの味わいに違いを生みます。

なので、台形型のコーヒードリッパーを購入する際は穴の数に注目して購入すると良いです!

メリタ式コーヒードリッパーの特徴

画像引用:楽天市場

メリタ式のコーヒードリッパーの特徴と言えば、底にある穴が1つというところです

ドリッパー側面には杯数分の目盛りが刻まれているので、正確な量で味にブレがないように抽出することができます。

穴が1つしかないため、お湯の流れるスピードが一定になり、お湯の量やお湯を注ぐ速さに影響を受けないので、毎回安定した味で抽出することが可能です。

メリタ式のコーヒードリッパーは、杯数分のメモリまでお湯を注ぐとあとはドリッパーが正確な時間でコーヒーを落としてくれます。
湯量と時間はメリタならではのブレないコントロールをしてくれる賢いドリッパーなんです!

メリタ式の淹れ方

メリタ式のコーヒードリッパーは、最初の蒸らしの工程以降は何度もお湯を注いで抽出しなくてもいいように設計されています。

なので、いわゆるハンドドリップのイメージである「の」の字にゆっくり何度もお湯を注ぐという事をしなくて良いので、忙しい朝なんかはお湯を注いで放置しておけます。

  1. ドリッパーにフィルターをセットしコーヒー粉を入れる
  2. サーバーから抽出液が落ち始めるくらいを目安に、中心から「の」の字を書くようにして全体にお湯を注ぐ
  3. 20~30秒ほど蒸らす
  4. フィルターの杯数分のメモリまで一気にお湯を注ぐ
  5. あとは落ちるのを待つだけです

メリタ式で淹れたコーヒーの味

メリタ式のコーヒードリッパーは底に穴が一つしかなく、淹れ方もお湯を一気に注いでおけばあとはドリッパーによって計算されたお湯の速度でコーヒーが勝手に抽出されます。

一気にお湯を注ぐことで、ドリッパーの中でコーヒー豆がお湯と接している時間が長くなります。

ゆっくり抽出されるので、メリタ式で淹れたコーヒーはしっかりと濃い目の味わいになります。

お湯がコーヒー粉と接する時間が長いので濃い目になるぞ!

メリタ式のメリット・デメリット

【メリット】

  • 安定した味が出せるので初心者におすすめ
  • コクが深いコーヒーが落とせる
  • 湯量と時間を気にしなくてよい
  • お湯を注ぐだけでドリップポットがいらないので、アウトドアにも向いている

【デメリット】

  • スッキリとしたコーヒーが好みの人には向かない
  • コーヒーの味を微調整できない

お勧めのメリタ式コーヒードリッパー

メリタ式のコーヒードリッパーは、プラスチック製の安価なものから、陶器製のやや高価なものまであります。

素材に関してはプラスチック製のものは温度の影響をほぼ受けないのですが、陶器製のものは事前に温めておけば蓄熱による保温性があるので抽出中の温度変化が起きにくいです。

ドリッパーとペーパーフィルターは同じメーカーのものを使うのが鉄則です!!

カリタ式コーヒードリッパーの特徴

画像引用:カリタ

カリタ式のコーヒードリッパーの特徴は、底にある穴がメリタ式より多い3つという事です。

穴が1つのメリタ式より抽出速度が速く、円錐形のドリッパーよりは遅いので、雑味を抑えながらもコーヒー豆の特徴を出すことができます。

抽出速度は手技によって調節できるので、安定した味を出すにはハンドドリップの手技が必要になります。

カリタ式の淹れ方

カリタ式はメリタ式と違い、数回に分けて丁寧にお湯を注いでいきます。

  1. ドリッパーにフィルターをセットしコーヒー粉を入れる
  2. サーバーから抽出液が落ち始めるくらいを目安に、中心から「の」の字を書くようにして全体にお湯を注ぐ
  3. 20~30秒ほど蒸らす
  4. 2回目のお湯を注ぐ。「の」の字を書くようにして粉が十分に膨らむまで細くお湯を注ぐ
  5. 3回目のお湯を注ぐ。粉の表面が少し凹んだら「の」の字を書くように、表面が水平よりも少し盛り上がるようにやや太く注ぐ
  6. 目的の抽出量まで繰り返す
  7. 目的の抽出量に達したら、ドリッパーの中にお湯が残っていても外して抽出完了
hiyoko

抽出後の粉の表面がすり鉢状になっていたら上手に淹れられた証だと言われています!!

カリタ式で淹れたコーヒーの味

カリタ式はメリタ式より抽出速度が速く、円錐型より遅いため、雑味の発生を防ぎつつコーヒーの特徴がしっかりと抽出されるようになっています。

なので、濃すぎることなくまた薄すぎることもないバランスの取れた味わいになります。

抽出口の数は、コーヒーの味に大きく影響します!
穴が多いとスッキリとした味わいになります!

カリタ式のメリット・デメリット

【メリット】

  • 抽出スピードが調節できるので、コーヒーの味のコントロールがしやすい
  • メリタ式よりスッキリ、円錐型よりしっかりとした味わいが出せる
  • ドリッパーもペーパーフィルターも入手しやすい

【デメリット】

  • ハンドドリップの手技に慣れが必要
  • 味が手技に左右されるので味がブレやすい

お勧めのカリタ式コーヒードリッパー

カリタ式のコーヒードリッパーもプラスチック製の安価なものから陶器製のものまであります。

ペーパーフィルターもカリタ製のものを使用してください!

\ 今すぐ始められるカリタのドリップセットもあります /

まとめ

自宅でハンドドリップを始める際に、必ず必要になるコーヒードリッパー。

その中でも、入手しやすい「メリタ」と「カリタ」の違いについてお伝えしました。

とても良く似ているけれども、実は抽出方法が違う別のものだったんです!!

穴の数が違うだけで、抽出速度が変わりコーヒーの味も変わります。

初心者でハンドドリップのテクニックを気にせずに安定した味のコーヒーを飲みたいなら「メリタ式」がおすすめ。

ハンドドリップのテクニックを磨いて、自分好みのコーヒーを淹れれるようになりたいなら「カリタ式」がおすすめ。

お湯の流れと速度が想像できるようになると、コーヒーの世界はもっと広がるぞ!!

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