コーヒー豆は、コーヒーを淹れる直前に挽くのが良いと言われています。
コーヒー好きにとって、コーヒー豆の挽き具合はとっても重要な要素の1つです。
今回は、コーヒー豆の挽き具合と抽出方法についてお話します。
挽き具合はコーヒーの味を決める!抽出方法で挽き方も決まる?
挽き具合の種類とそれぞれの特徴
コーヒー豆の挽き具合は大きく4つに分けられます。
この4つの挽き具合は抽出器具に合わせて挽き分けられています。
- 粗挽き
- 中挽き
- 細挽き
- 極細挽き
粗挽き
【主に適している器具】
- フレンチプレス
- パーコレーター
- ペーパードリップ
- ネルドリップ
粗挽きとは、ザラメ砂糖ほどの大きさの挽き具合です。
フレンチプレスやパーコレーターなどの、お湯にコーヒー粉を浸漬させるような淹れ方に向いています。
水との接触面積が少なくなるため、時間をかけて抽出することで、豆本来の特徴がじっくりと引き出されます。
中挽き
【主に適している器具】
- フレンチプレス
- ペーパードリップ
- ネルドリップ
- サイフォン
- コーヒーメーカー
中挽きは、ザラメ砂糖とグラニュー糖の中間位の大きさです。
一般的なレギュラーコーヒーと呼ばれるものは、この中挽きで挽かれています。
コーヒーの濃さや味のバランスが取りやすいです。
細挽き
【主に適している器具】
- ペーパードリップ
- サイフォン
- マキネッタ
細挽きは、グラニュー糖ほどの大きさを言います。
細かく挽かれた豆は、水との接触面積が増えるためより多くの風味を抽出できます。
しかし、細挽きの豆を長時間浸漬してしまうと、苦味や渋みが強くなってしまいます。
極細挽き
【主に適している器具】
- エスプレッソマシン
- イブリック
極細挽きは、パウダー状まで挽かれたものです。
酸味は少なく苦味が際立って抽出されます。
抽出方法に合わせて変える挽き具合のポイント
抽出器具で挽き具合を変えるのは、粒の大きさによって抽出時の成分の出方やろ過速度が違うからです。
粒が細かいほど苦みや酸味などの成分が溶け出しやすくなります。
例えば、濃厚なコーヒーの代表と言ってもよいエスプレッソの挽き具合は極細挽きです。
極細挽きにすることで、コーヒー粉とお湯の接触面積が増え、より豆の風味や味わいを引き出すことができます。
コーヒー粉とお湯との接触面積が増えるということは、抽出時間が遅くなるということです。
エスプレッソマシンでの抽出には圧力を使っているので、極細挽きの粉にお湯を通すことができます。
これにより、濃厚なエスプレッソを作ることができるのです。
抽出器具に合わせた適切な挽き具合を選ぶことが、最大限に風味や味わいを引き出すことができます。
逆に挽き具合を間違ってしまうと、味が薄くなったり、苦味や渋みが強くなってしまったりすることがあります。
そのため豆の種類や抽出器具、抽出条件に応じて適切な挽き具合を選ぶことが大切です。
コーヒーを淹れる際には、豆の挽き具合を適切に選び、理想的な風味を引き出すことが重要です。
ちなみに私は、円錐フィルターで淹れる場合は中挽き、ウェーブフィルターの場合は中細挽きというふうに使う道具で微妙に変えて、自分好みのコーヒーを追求しています。
挽きたてのコーヒーが美味しい理由
コーヒーは挽いてから時間が経過すると鮮度が落ち、味わいや香りが劣化してしまいます。
挽きたてのコーヒーが美味しいと言われる理由は何なのでしょうか?
まず、挽きたてのコーヒーが美味しい理由の1つは、豆の香りが豊かであることです。
コーヒー豆には、焙煎の段階や品種によって異なる香りがありますが、その香りは挽かれることで一気に放出されるので、美味しさを引き立てています。
さらに、挽きたてのコーヒーは、コーヒー豆のオイル分が豊富であることも美味しさの要因となります。
コーヒー豆にはオイル分が含まれており、そのオイル分が豆の表面に付着します。
しかし、時間が経過するとオイル分は酸化してどんどん劣化してしまうので、挽きたてのコーヒーの方がオイル分が豊富に含まれ、美味しいと言われています。
また、挽きたてのコーヒーは、コーヒー豆の風味を余すことなく味わうことができます。
コーヒーは、豆の品種や産地、焙煎の仕方によって味わいや香りが異なります。
挽きたてのコーヒーは、そのコーヒー豆の特徴をしっかりと感じることができます。
以上のように、挽きたてのコーヒーが美味しい理由は、豆の香りが豊かであること、豆のオイル分が豊富であること、そして豆の風味を余すことなく味わうことができることにあります。
コーヒーを飲む際には、できるだけ挽きたてのコーヒーを使用することをおすすめします。
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