こんにちは、hiyokoです。
普段何気なく飲んでいるコーヒー。
私たちが「コーヒー豆」と呼んでいるのは、実はコーヒーノキという植物の果実の種です。
今回は、コーヒー豆の正体についてお伝えしていきます。
少しマニアックな内容になりますが、コーヒーの知識を深めたい方に向けて分かりやすくお伝えします。
コーヒー豆の正体知っていますか?コーヒーの知識を深めよう!
コーヒーノキについて
コーヒーノキは品種によって異なりますが、高さ5~15mまで成長します。
実際は、コーヒー農園のコーヒーノキは収穫作業がしやすいように剪定して樹高が2~3mになるようにされています。
コーヒーノキは植えてから3年ほど経たないと収穫するほどにはならず、収穫のピークは5年目以降から10年目と言われています。
丁寧に栽培されたコーヒーノキ1本からは3~5㎏の果実が実ります。
1本のコーヒーノキからコーヒー豆は約400g(約40杯分)とれると言われています。
収穫までの年月を考えると、1杯のコーヒーの貴重さに感謝して飲まなければいけないですね。
コーヒーチェリー
コーヒーチェリーとは、コーヒーノキの実のことです。
はじめは緑色の硬い実をつけて、少しづつ黄色く変わっていき、最後にサクランボのように真っ赤に熟します。
コーヒーチェリーの大きさは品種や産地によって異なりますが、約1.5㎝~2㎝ほどです。
完熟の果実は柔らかくて甘味があるので、そのまま食べることができます。
現地では収穫を手伝う子どもたとがそのまま口に頬張ることもあるのだとか。
果肉を取り除くと、シルバースキンとパーチメントという薄い皮に覆われた種が出てきます。
ほとんどの種は一つの実に2つ入っていますが、まれに1つしか入っていないものもあり「ピーベリー」と呼ばれています。
ピーベリーは全体の約10%くらいしか収穫されない希少なモノなので、高い価格で取引されます。
スタバでコーヒー豆を仕込んでいた時に、たまたま発見した「ピーベリー」でめっちゃキャッキャ盛り上がりました!!
コーヒー豆が出荷されるまで
40~50㎝ほどに成長した苗木を植える。
順調にいけば3~4年後に開花する。
白くて綺麗な花をつけます。
ジャスミンのように甘い香りを放って、3~4日で散ってしまします。
皮をむくと甘い果実があり、薄い皮に包まれた種がある
実がなってから10~14日の間が熟れどきと言われています。
収穫方法は、手摘みで丁寧に摘み取る方法と機械ではたき落とす方法があります。
精製とは、収穫したコーヒーチェリーから種を取り出して、さらに種の皮をむいて「生豆」に加工することです。
生産地によってさまざまな処理方法があり、コーヒーの風味や品質を大きく左右しています。
精製が終わった豆から石や木片、ガラスなどの異物や欠点豆を取り除いたり、サイズ別に分けたりします。
機械やスクリーンで行う方法と、人の手(ハンドピック)で行う方法があります。
香りや味に欠点がないか、実際に味わってみて検査・評価を行う。
この結果で値段が決まり、出荷されます。
まとめ
コーヒー豆の正体についてなんて考えたことがなかった人も多いと思います。
まさかの、甘い赤い果実の中にある種だったとは驚きですよね!!
そして、やっぱり栽培に手間と時間がかかっているという事実もあります。
今日も感謝の気持ちを忘れずに1杯のコーヒーを飲みましょう。
コーヒーノキの花の香りがジャスミンのような香りというのを知ってから、いつか嗅いでみたいな~って思ってます。
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