コーヒーの品種について知ろう!アラビカ種・ロブスタ種ってなに?

こんにちは、コーヒーの香りで一日が始まるコーヒー大好きhiyokoです。

今回は、ちょっとマニアックなコーヒーのお話。

自家焙煎の喫茶店やスターバックスなどの店頭で販売されているコーヒー豆と、缶コーヒーやインスタントコーヒーの生産に使われているコーヒー豆の品種が違うのを知っていますか?

そんなコーヒー豆の品種についてお話します。

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今回はコーヒーの勉強をスタートするならまず知っておいて欲しい基礎知識です!!
スターバックスで働いていた時も、品種については最初のほうに勉強しました!!

目次

コーヒーの品種について知ろう!アラビカ種・ロブスタ種ってなに?

コーヒーの品種による味の違い

コーヒーはアカネ科コヒア属という常緑樹です。

実際に飲み物として使用されている栽培種は、アラビカ種、ロブスタ種、リベリカ種の3つです。

アラビカ種が全体の70~80%、ロブスタ種が20~30%、リベリカ種は1%以下で現在はほとんど生産されていません。

今回はアラビカ種とロブスタ種についてその特徴や違いをお伝えします。

アラビカ種

アラビカ種は、コーヒー生産圏全域で栽培され、全生産量の70~80%を占めています

高温多湿では育ちにくく、主に南米、アフリカ、アジアの高地で栽培されています。

ほかの品種に比べて高品質とされていますが、さび病に弱いという欠点があります。

さび病とは、コーヒーの栽培者が最も恐れる病害で、葉っぱの裏側にカビのような菌が付いて光合成をできにくくさせるため、実がならなくなります。
スリランカでは、さび病でコーヒーが全滅してしまい、紅茶の栽培に切り替えたのだとか。

年平均気温が20℃前後で年間の降雨量が1,000~2,000㎜のコーヒーベルトの熱帯・亜熱帯の高地で栽培されています。

水はけのよい山の斜面が多いので、日差しが強すぎるところではシェードツリー(日陰を作るための樹)を植えて日照をコントロールしなければいけないうえに、高地栽培で手間がかかり大量に栽培することが困難です

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コーヒーベルトとは、赤道を挟んで南北回帰線の間を中心としたベルト地帯のことです。(北緯25度~南緯25度の間)

コーヒーベルト

アラビカ種の特徴は、上質の酸味、甘味、苦みのバランスの取れた味です。

また、品種や生産国の気候や土壌によって味と香りの違いがあるので、コーヒー好きを楽しませてくれます。

アラビカ種はエチオピア原産で世界各地に広がるにあたり、交配を繰り返し様々な種が生まれています。

日本に輸入されているアラビカ種は、複数の品種が混ざっている場合が多いです。

小さいコーヒー農家で栽培したものが集められて輸出されているので、色んな品種が混ざっています。

ロブスタ種

アフリカのコンゴが原産といわれています。

アラビカ種に比べて病害虫に強く、高温多湿の気候に適応しているので低地栽培が可能で、成長も早く収穫量も多いです。

カフェインが多く、価格も安いためインスタントコーヒーや缶コーヒーなどに使用されています。

日本では、価格の安いレギュラーコーヒーに混ぜて増量に使われていることもあります。

コーヒーらしい香りはなく、味は苦みが強いので味の質は低いと言われています。

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実はエスプレッソの本場イタリアでは、ロブスタ種特有の苦みを活かして、エスプレッソにロブスタ種をブレンドして使っています。
あとは、アイスコーヒーのガツンとした苦味にもロブスタ種を混ぜて使っている事もあります。

アラビカ種の品種を4つ紹介します

アラビカ種には様々な品種があります。

その中でも、有名な品種を4つご紹介します。

ティピカ種

ティピカ種はアラビカ種の原種と言われています。

多くのシェードツリーを必要とし、生産性は低いので希少な品種です。

味はしっかりとしたコク、きちんとした酸味、上品な甘味がある。

ブルボン種

ブルボン種は生産量は少ないが、ブラジルコーヒーの原形といわれています。

小粒で丸みをおびた形が特徴で、伝統的な味として根強い人気があります!

ブルボン種は味の濃さで他の品種に勝っており、味、香りともにきちんとした甘みを持っています。

カトゥーラ種

ブルボン種の突然変異で、直射日光にも強く生産性もやや高い。

味は、コクと酸味を強く感じるが、ティピカ種より渋みが強い。

ゲイシャ種

近年よく耳にする「ゲイシャコーヒー」はこのゲイシャ種のことです。

コーヒーの大会で何度も優勝をして、世界中から人気の品種となりました。

ゲイシャ種の多くはパナマで生産されていますが、生産性が低く希少価値が高い品種です。

「ゲイシャ」と聞くと日本人は「芸者」をイメージしてしまいますが、「ゲシャ」というエチオピアの村の名前から来ています。

味は、フルーツのような柑橘系の香りが特徴です。

酸味とコクは控えめで、スッキリとしたコーヒーです。

まとめ

アラビカ種とロブスタ種についてお伝えしました。

最近では、市販の缶コーヒーのパッケージに「アラビカ種100%使用」なんて書いている商品もありますよね。

ちょっとコーヒーの知識を知っているだけで、味の違いに気付くことができたり、商品を選ぶ基準になりますよ!

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