こんにちは、hiyokoです。
今回は、息子が「アデノイド切除術と扁桃摘出術」を受けた体験談をお伝えしていこうと思います。
私がなぜこの記事を書こうと思ったかというと、
息子が手術を受ける前に不安で沢山ネットで検索して、とても助かったからです。
もしこの体験談が同じような思いをされてる誰かの役に立ったらいいなと思い、記事にすることにしました。
アデノイド切除術や扁桃摘出術を受ける理由は様々あると思います。
ほとんどの子が、高熱で扁桃炎を繰り返すことによって肥大してくると聞きました。
私の息子は、ちょっと例外で風邪もそこまでひかずに高熱を出したことは数えるほど。
先生曰く、もともとの扁桃腺の大きさがすごく大きいとの事でした。
買ってて良かったのが電動鼻水吸引器です。
これは術後喉に流れた鼻水でむせるのを予防するためにすごく役立ちました!!
\ おススメ電動鼻水吸引器はコチラ /
主な症状と経過
息子は、生まれた時は身長体重ともに平均ど真ん中のごくごく普通の赤ちゃんでした。
1歳半ごろから身長が成長グラフの一番下にギリギリ入るかな位だったのですが、体重はグラフ内に収まっていたので身長は気になるけど様子を見て過ごしていました。
その後も、息子の身長体重が緩やかに成長グラフから外れていっている事がずっと気になってました。
3歳になって、息子の通っていた保育園の看護師さんから
「身長の伸びに対して、体重が増えていない」
と指摘を受けました。
おやつを捕食だと考えおにぎりやパンにして、体重を増やすように指導を受けました。
それで、なんとか体重が減るということなく前月と同じかやや増加でその年は過ごせていました。
3月になり保育園を退園し、幼稚園に入園しました。
息子が年少になり幼稚園に通いだした4月から、体重が減少していきました。
今まで、体重が前月と同じことはあっても減ったことはなかったので、すごく心配になりました。
5月には体重が1年前とほぼ同じ数値になっていました。
実はもう1点気になる事がありました。
体重の事を保育園の看護師さんに指摘された時(体重減少の約半年前)あたりから
息子は就寝時のイビキがどんどん大きくなっていき、たまに呼吸が止まってることもありました。
その症状もどんどん酷くなっていき、鼻風邪をひいたときには呼吸が出来なくてむせて泣いて起きるし、毎日の睡眠も浅くなっていきました。
それに加えて、食事も肉などの歯ごたえのあるものはオエッとなって飲み込めなく、食事の量も減っていき、食事時間は長くなり、残すようになりました。
0歳の時から、イビキはしてたんですが呼吸が止まるほどでもなかったので様子は見ていたんです。
「無呼吸」「イビキ」「体重減少」とネットで検索する日々。。。
検索すると「早めに小児科を受診したほうが良い」と目にし、
意を決して、小児科に息子を連れていくことにしました。
小児科を受診
小児科の先生に、体重減少の事、イビキ・無呼吸の事、食事の量が減少している事を伝えると
「『寝る子は育つ』という言葉があるように、子どもは睡眠中に成長ホルモンが分泌され骨が伸びる。睡眠の質が悪いと成長ホルモンが分泌されにくく成長に影響しているのではないか。」
「この子は、扁桃腺が他の子よりも大きい。もしかしたら鼻の奥にあるアデノイドも大きい可能性もある。」
と言われました。
先生は、
「息子の症状に対して注意深く様子を見ていく。」
「まだ3歳という年齢で全身麻酔の手術は1番最初に勧めるものではない。」
「まずは、マクロライド系抗生物質の少量持続投与をしていきましょう」
ということで、その日から抗生物質を朝晩飲む日々が始まりました。
抗生物質と一緒に、呼吸を楽にする気管支を広げる薬も処方されました。
その薬のお陰か、睡眠中の呼吸は少し楽なように感じましたが、イビキ・無呼吸は変わらず続いてました。
抗生物質を飲み始めて、1ヵ月半たっても症状は変わらず過ぎていきました。
このマクロライド系抗生物質の少量投与は、2~3か月は行うものだそうです。
まだ2か月経っていなかったのですが、毎晩呼吸が止まり咳込んで目覚める息子を見ているのも辛くなり、他に詳しい検査をしたいと先生に申し出てみました。
すると、先生はA病院を紹介してくださいました。
紹介状を持ってA病院へ
紹介状を書いてもらって、翌週にはA病院の耳鼻科を受診しました。
初診
初診での受診なので、2時間近く待ちました。
耳鼻科の先生の診察に呼ばれ、先生が息子の喉を見ると
「すごく扁桃腺が大きいです。これは手術対象に入ってくると思います。」
との事でした。
診察後は、検尿、CT撮影、聴覚検査、鼓膜の検査を行いました。
すべての検査を終え、また診察室に呼ばれ、検査結果を丁寧に説明してもらいました。
CT画像を見せてもらった時に、衝撃を受けました!
息子の扁桃腺は、あと少しで左右が引っ付くくらい左右ともに大きく肥大していました。
鼻の奥のアデノイドの方は、やや肥大しているくらいですが、切除した方がよいとの事でした。
息子の喉は、食物が通る隙間がほとんどなく、うまく飲み込むことが出来ていないことがわかりました。
先生は
「これくらいの年齢は食べる事は楽しみの1つなのに、この子は食べる事が苦行になっている」
とおっしゃいました。
「食べる事が苦行」
正直ショックで頭が一瞬真っ白になりました。
その後、先生から急ぎはしないけれど早めに手術をした方がいいと説明を受け、
私は覚悟を決めました!!
「この子のために手術します!」
手術日もその場で7月中旬に決まりました。
入院期間はうまくいけば一週間との事でした。
先生は追加で、夜間の無呼吸状態の検査もしたいとの事で、夜間の酸素飽和度を2日間計測するために、器械を貸し出してもらいました。
初診時の各検査を受けた息子の様子について
CT検査
初めての体験なので訳がわからない状態で、泣くことなく終わりました。
宇宙船みたいで楽しかったと言ってました。
検尿
親の心配などいらず、問題なくスムーズにできました。
聴覚検査、鼓膜の検査
音が聞こえたらボタン押す聴覚検査はゲーム感覚で息子も楽しそうでした。
言語聴覚士さんが凄く上手に話しかけながら検査をしてくれたお陰で、何の心配もなくできました。
睡眠時の酸素飽和度の検査について
貸し出された器械は、新生児にも使われているパルスオキシメーターでした。
本体からコードが出ておりコードの先にプローブと呼ばれるセンサーが付いてます。
寝ている間に無意識に外さないよう、足の親指にプローブをテープで固定するように指導を受けました。
センサー本体はマジックテープで腕時計のように固定できるようになっているので、太ももに固定してました。
6時間は記録が欲しいとの事だったので、息子が熟睡してからセンサーをセットして起きるまでそのままにしてました。
検査をした2日間は、何度か起きてプローブが外れてないか確認し、外れていたらまたテープで再固定しました。
息子は起きることなく2日間ともに6時間以上の記録を取ることが出来ました。
まとめ
息子の体重減少・イビキ・睡眠時無呼吸をきっかけに、小児科を受診して1か月半で手術を決めるなんて当時は想像もしていませんでした。
でも検査や画像診査をする事で、現状を知ることができ、手術をする事を決意出来ました。
こんなに小さなうちから全身麻酔での手術。。。正直、何かあったらどうしようと頭の中は不安でいっぱいでした。
後編は、手術前検査から入院・手術、そして手術後の経過についてお話しします。
スポンサーサイト