コーノ式とハリオ式って何が違うの?円錐型ドリッパーの淹れ方を学ぼう!

こんにちは、hiyokoです。

コーヒードリッパーには台形型ドリッパーと円錐型ドリッパーがあります。

台形型ドリッパーの代表としてメリタ式とカリタ式があり、円錐型ドリッパーの代表としてあるのがコーノ式とハリオ式になります。

円錐型ドリッパーは、ハンドドリップのテクニックがコーヒーの味に直に影響しやすいので、中級者から上級者向けのドリッパーになります。

今回は円錐型ドリッパーの代表であるコーノ式とハリオ式の違いについてお伝えします。

▼▽台形型ドリッパーについてはコチラでご紹介してます▽▼

目次

コーノ式とハリオ式って何が違うの?円錐型ドリッパーの淹れ方を学ぼう!

コーノ式・ハリオ式って?

コーノ式コーヒードリッパーは、1925年創業の珈琲サイフォン株式会社が開発した「KONO名門フィルター」が有名です。

2代目社長の河野敏夫氏によって開発されたKONO名門フィルターは円錐型ドリッパーの元祖でもあります。

ハリオ式コーヒードリッパーは、1921年に創業した日本の耐熱ガラスメーカーが作ったものです。

ハリオは、コーヒー関連器具だけではなくキッチン器具など幅広く取り扱っています。

そんなハリオの代表的なコーヒードリッパーとして「V60」があります。

円錐型ドリッパーの特徴

円錐型ドリッパーは、台形型よりもお湯の滞留時間が短いため、雑味などが出にくくスッキリとした味わいになります。

台形型よりも円錐型の方が深さがあるのでコーヒー粉の層が厚くなります。

注いだお湯が中心から外側へと浸透し、コーヒー液は底の部分に集中して落ちていくので、コーヒー豆の特徴を逃さずに抽出できる構造を持っています。

円錐型ドリッパーは抽出口が大きくお湯が溜まることがないので、抽出速度によって濃くしたり薄くしたり調節できます。

hiyoko

ハンドドリップの手技を磨くなら円錐型ドリッパーがおススメです!!

コーノ式・ハリオ式の違いはリブ

コーノ式
ハリオ式

コーノ式とハリオ式の違いはリブの長さにあります。

コーノ式は、リブが下部にだけあることで上部でペーパーとフィルターを密着させアクや雑味が落ちないように設計されています。

ハリオ式は、上部まで伸びたリブによってペーパーとドリッパーの密着を防ぎ空気が抜ける空間を作る事によってコーヒー粉をしっかりと蒸らすことができます。

また、リブがスパイラル状になっており、ペーパーの全面から透過していくのでハリオ式の方がお湯が速く落ちます。

コーノ式コーヒードリッパーの特徴

コーノ式コーヒードリッパーの特徴は、下部にリブがあることで上部はペーパーとドリッパーが張り付きアクなどの雑味が上部に残ります。

お湯の落とし方で味をコントロールできるので、安定した味で淹れるにはある程度の技術と経験が必要になってきます。

コーノ式はネルドリップで淹れたような香りとコクが楽しめるコーヒーを淹れることができるので、プロからも愛されるドリッパーです。

ネルドリップとは、布素材のフィルターの事です。
口当たりがやわらかく、コーヒーオイルまで美味しく抽出できます!

コーノ式の淹れ方

画像引用:Amazon
STEP
ペーパーフィルターをセットしコーヒー粉を入れる

1杯につき12gが目安。コーヒー粉を入れたら表面を平らにならす。

STEP
ポタポタとお湯を注ぐ

点滴のように中央にお湯をポタポタとたらして時間をかけて落とす。

約30~60秒でコーヒー液が落ち始める。

STEP
中央に細くお湯を注ぐ

コーヒー液がサーバーの底面を覆うくらいまでたまったら、細くお湯を注ぐ。

抽出量の1/3程度まできたら、泡のドームを維持するようにお湯の量を少しづつ増やして注ぎ続ける。

STEP
フィルターいっぱいにお湯を注ぐ

抽出量の2/3程度まできたら、お湯の量を増やしていきフィルターが満水の状態にする。

必要な杯数分まではフィルター内は満水の状態をキープする。

STEP
フィルターを外して完成

必要な杯数まで来たらフィルターを外して別の容器に排水し、完成!

コーノ式で淹れたコーヒーの味

コーノ式で淹れたコーヒーは、喫茶店でプロが淹れるコーヒーの味に近いです。

リブが下部にあるためアクや雑味は上部に残り、香り高くてコクのあるコーヒーになります。

また、お湯とコーヒー粉の接している時間が長いのでコーヒーの特徴が出やすいです。

抽出時間が長いので、浅入りのコーヒー豆よりは中煎り~深煎りのコーヒー豆に向いています。

コーノ式のメリット・デメリット

【メリット】

  • お湯の量の調節でコーヒーの味を調節できる
  • ハリオ式よりしっかり抽出される
  • ネルドリップに近い味わいが出せる

【デメリット】

  • 安定した味を出せるまで慣れが必要
  • セットで使用するペーパーフィルターが高価

お勧めのコーノ式コーヒードリッパー

コーノ式のお勧めコーヒードリッパーは「名門ドリッパー」です。

ペーパーフィルターもコーノのものを使用することで美味しいコーヒーが淹れられます。

メーカーがドリッパーに合わせてペーパーフィルターも開発しているので、ペーパーフィルターとドリッパーは同じメーカーのものを使うようにしよう!

\ ドリッパーセットだとすぐに始められます /

ハリオ式コーヒードリッパーの特徴

ハリオ式ドリッパーの特徴は、リブが上部まで伸びておりスパイラルな形をしている所です。

このスパイラルリブが、ドリッパーとペーパーの密着を防ぎ空気が抜ける空間を作ります。

この空間から抜ける空気で、蒸らしの時にコーヒー粉がしっかりと膨らみます。

全面から透過していくので、コーノ式より抽出時間が短いです。

お湯の落とし方で濃く淹れることもスッキリとした味わいを出すこともできます。

ハリオ式の淹れ方

画像引用:楽天市場
STEP
ペーパーフィルターをセットしコーヒー粉を入れる

1杯につき10~12gが目安。粉はゆすって平らにする。

STEP
蒸らす

粉全体が湿る程度にお湯を注ぎ30秒ほど蒸らす。

STEP
お湯を注ぐ

中央から「の」の字を意識してお湯を注ぐ。粉が十分に膨らむまでは細く注ぎ、十分に膨らんだらお湯を太くしていく。

ペーパーフィルターにお湯をかけるとお湯だけが流れてしまうので注意!

STEP
ドリッパーを外して完成

目的の杯数まできたらドリッパーの中にお湯が残っていても外す。

抽出時間は杯数にかかわらず3分以内とする。

ハリオ式で淹れたコーヒーの味

ハリオ式コーヒードリッパーは、リブが上部まであるためドリッパー全体からコーヒー液がろ過されます。

そのため、コーヒー豆そのものの成分が出やすく豆本来のフレーバーが楽しめます。

コーヒー豆のボディ感よりもフレーバーを楽しみたい人に向いています。

※ ボディ:口当たりや味の重さ、舌触りを表す

昨今ではスペシャリティコーヒーにもハリオのv60ドリッパーが使われることが多く、コーヒー豆本来の特徴を楽しむことができる世界中で使用されています。

hiyoko

世界が認めるハリオ式です!

ハリオ式のメリット・デメリット

【メリット】

  • お湯の量によってコーヒーの味の調節ができる
  • 抽出時間が短いので、コーヒー豆のフレーバーが楽しめる
  • スペシャリティコーヒーに向いている

【デメリット】

  • お湯を注ぎ方で味がブレやすい
  • 重め(ボディ感)が好みの人には向かない

お勧めのハリオ式コーヒードリッパー

ハリオ式ドリッパーと言えば「V60」です。

様々な材質のV60ドリッパーが発売されており、値段も材質により異なってきます。

ドリッパーを買うのなら自分がピンときたものを購入するとコーヒーブレイクがあがる⤴のでおすすめです!

ペーパーフィルターとドリッパーは同じメーカー買いが基本です!!

\ すぐに始めるならセットがお得 /

まとめ

ハンドドリップを楽しみたい人や、コーヒーの世界を深めたい人には円錐型コーヒードリッパーがおすすめです!

コーノ式、ハリオ式は見た目は似ていますが、淹れ方は違います。

その違いはリブにあるので、もし他のメーカーのドリッパーを見つけた時にはリブをみてお湯の流れをイメージしてみると、コーヒーを淹れるのが楽しくなりますよ!!

にほんブログ村 グルメブログ コーヒーへ
にほんブログ村
よかったらシェアしてね!
目次