歯科を受診する時のマナーについて歯科衛生士が伝えたい事!!

\ こんなことを思っている人は最後まで読んでね /

歯科受診が初めて・歯科受診が久しぶり

歯科受診が緊張する

歯科受診する時のマナーのようなものが知りたい

歯科医院で嫌な患者だと思われないようにしたい

歯科の治療がスムーズに進むようにしたい

こんにちは。

歯科衛生士の資格を持ち、歯科医院や総合病院の口腔外科での勤務経験のあるhiyokoです。

今回は、歯科医院を受診する際のマナーについてお伝えしていきます。

初めての歯科受診の方や、久しぶりの受診の方は結構緊張されていたりするので、受診当日に不安になったりすることもあると思います。

なので、歯科医院に行く前に気を付けなければいけない事や、当日注意しなければいけない事をお伝えし、少しでも受診当日の不安軽減に繋がればいいなと思っています。

目次

歯科を受診する時のマナーについて歯科衛生士が伝えたい事!!

主訴を説明できるように整理しておこう

主訴とは、

患者医者に申し立てる症状うちの、主要なもの。

コドバンク

歯科受診をしたときに、歯科医師が一番に聞くのがこの主訴です。

受診の前に自身の口の状況がどうなのかを整理して、歯科医師にしっかりと伝えられるようにしておきましょう。

私たち歯科衛生士も、まずは新規の患者さんが来られたら「主訴は何か?」というのをしっかりと聞き取るようにしています。

その中で、「痛み」「歯ぐきからの出血」「歯の汚れ」「歯並び」などで治療の方針が変わっていく場合があるので、何が一番気になっていて、一番解決してほしいのはどれかという事をしっかりと歯科医師に伝えた方が良いです。

痛み

いつから痛いのか、どのように痛むのか、何をしている時に痛むのか、歯以外で痛むところはあるか(例えば、頭痛がする、首のリンパまで痛いなど)など、具体的に伝えられるようにした方が良いです。

歯ぐきからの出血

何をしている時に歯ぐきからの出血があるのか、痛みはあるのか、歯のぐらつきはあるのか、歯ぐきが腫れてるのかなどに気を付けて伝えていきましょう。

歯の汚れ

いつから歯科医院を受診していないのか、嗜好品(コーヒー・紅茶・タバコetc.)はあるのか、毎日の歯磨き習慣など聞かれると思いますので、答えられるようにしておきましょう。

歯並び

歯並びは、矯正治療を行うのか、かぶせ物で解決できるのものなのか歯科医師が精査して治療方針を考えます。

むし歯治療や歯石取りが必要となれば、矯正治療よりもそちらの方が優先されることがありますので、しっかりと歯科医師の話を聞いて納得したうえで治療に進んでください。

病気やお薬について忘れずに伝えましょう

歯科でも治療によっては、病気や薬の影響があるものがあり、治療する前に主治医と連絡を取ったりする場合があります。

持病がある場合や過去にかかった病気は問診表にしっかりと書きましょう。

そして、お薬手帳を持参するようにしましょう。

この情報に関しては、あなたの健康にかかわる事なので、忘れずに伝えましょう。

hiyoko

持病はなくても、過去に歯科の治療中に気分が悪くなったことがあったり、麻酔後に体調が悪くなってしまったなどの情報も、とても大切ですのでしっかり伝えるようにして下さい!!

病気ではないですが妊娠している場合も必ず伝えるようにして下さい!

歯科受診当日に気を付ける事

受診前には歯磨きをしていきましょう

歯に食べかすやプラークがついた状態だと、歯の状態がわかりにくく診察しにくい状態になります。

そして、肝心な治療に入る前に歯の清掃というひと手間が入ります。

そのことによって、もしかしたらその日は清掃だけで終わってしまう場合もあります。

hiyoko

たまに「歯科医院で歯をきれいにしてくれるから、歯磨きは今日はしてない」なんて人がいたりしますが、私たちは歯磨き屋ではありませんので、マナーとしてご自身で一度歯を磨いてから受診してください。

予約を取り、予約時間を守りましょう

最近ではほとんどの歯科医院が予約制をとっています。

受診する際は、予約をとって予約時間に間に合うように余裕をもって受診するようにしましょう。

特に初診の場合は、カルテの作成、問診表の記入等もあるので10~15分前には到着しておく方がスムーズです。

無断キャンセルはやめましょう

歯科医院は、一人一人の患者さんの為に時間をとっています。

無断キャンセルがあると、その時間が空白の時間になってしまいます。

その予約時間を他の患者さんに回すことが出来るので、キャンセルする場合は必ず連絡しましょう。

取れた詰め物は持参しましょう

取れた詰め物は、場合によってはもう一度着けることができます。

再合着ができるかもしれないので、取れた詰め物は捨てないで歯科医院に持参してください。

もし詰め物が無い場合や持ってきた詰め物が入らない場合は、歯を削って形を整えて型取りをします。

その分、治療回数もかかってきます。

服装やヘアスタイル

けっこう気を遣うのがの服装とヘアスタイルです。

女性の場合は、後ろでお団子などをしているとヘッドレストに頭をしっかりと付けることができないですし、歯科医師も治療しにくいです。

またロングヘアの場合はゆるくまとめて頂く方が良いです。

短いスカートもチェアーを倒した時にとても気を使いますので、避けた方が良いです。

歯科の治療は水(場合によっては血液)が飛ぶので、エプロンでは防げない場合があります。

白い色の服や高級な服も避けていただいた方が良いです。

眼鏡も水が飛ぶので治療中は外すようにしましょう。

hiyoko

治療中に目を開けている患者さんがいますが、治療中は水や削った粉塵が結構飛んでいますので、目は閉じておいてください。

口紅やグロスは落としてください

歯科医院では口周りや口の中を触ります。

口紅やグロスが歯科医師のグローブや器具に付くことがありますので、落としてから受診しましょう。

器具に口紅が付くと落とすのも大変なので。。。

治療中に痛みがあれば左手を挙げて下さいと言われたことがあると思います。

これは、右手ではなく必ず左手を挙げるようにして下さい。

なぜかというと、歯科医師は患者さんの右側から治療をします。

タービンと呼ばれるドリルを高速回転して歯を削っています。

もちろん治療中は、歯科医師は患者さんの口の中を集中して見ています。

そんな時に、患者さんが右手を挙げて歯科医師の手に触れてしまうと思わぬ事故に繋がりかねないです!

なのでアシスタント側である左手を挙げるようにして下さい!!

hiyoko

嗜好品なので何とも言えないのですが、タバコを受診の直前に吸ってきた人はタバコのにおいが嫌いな私にとっては地獄でした。
歯周病のにおいなどは結構平気なんですが、タバコはどうもダメで。。。
特に妊娠中にそんな患者さんに出くわすと、他の衛生士に代わって欲しいと思うくらいでした。。。

歯科医師に言いたいことを伝えるタイミングはいつ?

歯科医師と話すのは緊張すると思いますが、治療が始まる前が歯科医師と話すタイミングです。

治療が終わると歯科医師はすぐにカルテの入力をして、次の患者さんの治療に向かいます。

治療後に話すタイミングはほとんどないと思っていてください。

治療後より治療の前の方が歯科医師もしっかりと聞いてくれると思います。

もし歯科医師に伝え忘れたことがあっても歯科衛生士や受付に伝えたら大丈夫ですので安心してください!

まとめ

歯科医院を受診する際には緊張される方もいると思いますが、今回お伝えしたことを参考にしていただき、少しでも不安を少なくして歯科受診ができればと願っています!!

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