親知らずを抜く適齢期ってあるの?抜いた後はどうなるの?

こんにちは。hiyokoです。

今回は、親知らずの抜歯についてお話ししようと思います。

私は、歯科衛生士として総合病院の口腔外科に5年ほど勤務していた経験から、親知らずの抜歯はたくさん見てきました!!

そんな私が、親知らずの抜歯について知っている知識を絞り出し、お話していこうと思います。

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目次

親知らずってどんな歯?抜かなきゃいけないの?

親知らずは、一番奥に生えてくる歯の事です。

第三大臼歯と呼ばれています。

生まれつき親知らずがない人もいます。

hiyoko

実は、私も本来なら上下左右に一本ずつ計4本あるはずの親知らずが、
右下だけ生まれつき無かったので計3本でした。
ちょいラッキー。笑

親知らずは大体18歳頃から生え始めます。

顎の大きさによって、埋まったままで生えてこない場合や、斜めや横向きに生えてくる場合もあります。

奥歯のさらに奥に生えてくるので、歯ブラシが届きにくく、むし歯や口臭の原因になることがあります。

中にはちゃんと真っすぐ生えてて、上下でしっかり噛めている人もいます。

そういう人は、親知らずがきちんと機能しているので、しっかりとブラッシングをして抜かずに置いておく方が多いです。

ですが、大体の人が親知らずが機能しておらず、口腔トラブルの原因になってしまうことがあるので抜歯した方がいいって言われています。

親知らずを抜く適齢期ってある?

親知らずを抜く適齢期ってあるのか気になりますよね。

できれば一生抜かずに置いておきたいものです。

結論を言うと、親知らずを抜く適齢期はあります!!

じゃあ、その適齢期っていつなの?って話です。

先ほど、親知らずは18歳頃から生え始めるという話をしました。

実は歯は年齢を重ねるにつれて、少しずつ硬くなり骨に癒着していきます。

癒着した親知らずは、抜くのがすごく大変です。
骨を大きく削るので、時間もかかってしまいます。

親知らずを抜くタイミングとして、まずは20代~30代前半に抜いてしまった方が、断然イイです!(私の勤めていた口腔外科の先生は、35歳までとおっしゃってました)

正直、若い人の親知らずの抜歯は結構すぐ抜ける事多いです(歯科医師の腕にもよりますが、、、)

そして、抜歯後の経過も良好な人がほとんどです。

なので、もしあなたが20代〜30代前半なのであれば、親知らずを抜く適齢期で間違いないです!

でも抜歯するしないを判断するのは歯科医師ですので、まずは歯科医院に行きレントゲンを見ながら、抜歯が必要なのかをしっかりと相談してみて下さい。

じゃあ35歳以上の人はどうしたらいいの?ってなりますよね。

年を重ねるごとに、親知らずの抜歯の難しさが増していきます。

つまり治療時間が長くなったり、術後の経過が悪くなるリスクが上がっていきます。

でもそのリスクを理解された上で同意書にサインし、抜歯してスッキリされる方はたくさんおられます!!

親知らずを抜くのに早いに越したことはないですが、リスクがあるということを理解して頂き、覚悟さえあれば後は歯科医師に委ねましょう!

もちろん、リスクに対する説明をしっかり歯科医師から聞いて理解して下さいね。

同意がないと抜歯は始まりませんので、安心してください。

親知らずが抜けるか抜けないかは、歯科医師が既往歴や、親知らずの向きや位置などから判断されます。

なので、35歳以上の方でも相談して前に進んでみましょう!

実際に、35歳以上の方もたくさん親知らずの抜歯をされてましたので、ご安心ください。

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親知らずの抜歯は日帰りでできる?

親知らずを抜くのって入院しなければいけないのでしょうか?

hiyoko

親知らずの抜歯は、ほとんどの方が日帰りでされています。

日帰りの場合、ほとんどが1本ずつの抜歯になります。(※例外もあります。)

4本一気に抜歯を希望の人には、全身麻酔で2泊3日の入院で対応してました。

また親知らずが深かったりで、抜歯に時間がかかりそうな場合も全身麻酔での抜歯で入院を勧められることがあります。

なぜ日帰りの場合は1本ずつなのかというと、左右で1本づつ抜いてしまうと術後が大変だからです!

右でも左でも噛めない!ごはん食べれなくなっちゃいます!

なので、歯科医師がOKっと判断した例外の場合を除き、1本ずつ抜歯します。

日帰り抜歯の流れ

抜歯自体は日帰りになりますが、それ以外の工程で足を運んで頂かなければいけませんので、工程をお伝えしていきますね。

日帰り抜歯の工程

1回目受診】予約当日は、レントゲンや必要があればCTの撮影を行い、歯科医師による抜歯のリスクの説明をしてもらいます。その後、同意頂けたら同意書にサインしてもらいます。(私が勤めていた総合病院の場合は、ここで次回来院予約をして抜歯になる場合と、当日抜歯できそうだと歯科医師が判断されたら抜歯する場合がありました。)

【2回目受診】親知らずの抜歯

【3回目受診】翌日もしくは翌々日に消毒と経過のために受診

【4回目受診】糸で縫った場合は、一週間後に抜糸

例外もありますが基本的に1本ずつ抜くので、2~4の工程が抜歯する歯の数だけかかります。

ちなみに、私が働いていた口腔外科では、抜いてから2~3週間後に次の親知らずの抜歯の予約を取っていました。

日帰り抜歯後の注意事項

抜歯後は30分間丸めたガーゼを噛んで止血し、止血確認をしてから終了になるのですが、もし、自宅に帰って出血があった場合は、同じように清潔なガーゼ等を噛んで30分ほど噛んで止血を行って下さい。

当日は、局所麻酔を行っていますので2~3時間、長い人で4時間くらいは痺れた感覚が続きます。痺れた感覚が戻るまでは、飲食は行わないようにしましょう。

抜歯した傷口は、血餅というカサブタのようなものができて、治癒していきます。ブクブクと激しくうがいをしてしまうと、血餅が取れてしまい治りが非常に悪くなり、違う病気(ドライソケット)に繋がってしましますので、2~3日はうがいは吐き出す程度にして下さい。

当日は、お酒、たばこ、激しい運動、湯船につかるなどは避けて下さい。お風呂はシャワー程度で長風呂しないなら入って大丈夫です。

当日、処方されたお薬は用法容量を守って下さい。

激しい痛みや、出血が止まらない、痺れが取れないなどの症状がある場合は、抜歯した病院に連絡して下さい。

ドライソケットとは、抜歯後の血餅血液ゼリー状になったもの)がみられないために歯槽骨が露出し、傷に強い痛みがあることをいう。

ウィキペディア

親知らずを抜いた後って腫れるの?

親知らずを抜いた後、どうなるのか気になりますよね。

抜歯して3日後くらいが腫れのピークと言われています。

骨を大きく削った人なんかは、結構腫れます。

イメージとしては、大きめの飴玉をほっぺに蓄えてるイメージです。

また、口も開きにくくなりますし、間違って抜いた側で食べ物を噛んでしまうと激痛です。

ある歯科医師は、安静にするという事は、できるだけ話さないで顎を休めるという事だとおっしゃてました。

なので話すことがメインのお仕事の人は、当日はもちろん翌日もできれば仕事は安静にできるように調整しておきましょう。

また介護職などの力仕事の人も翌日は仕事のスケジュールを調整することをお勧めします。

ある患者さんは当日に無理をしてしまい、翌日すっごい腫れた顔で消毒に来られ、歯科医師に注意されてました。

3~4日間は安静にし、抜糸をする一週間後くらいまでは慎重に様子を見ましょう。

まとめ

今回は親知らずを抜く適齢期、日帰りでできるのか、抜いた後はどうなるのかについてお話ししました。

皆さんの中で、親知らずを抜くイメージが出来た人もいるのではないかと思います。

親知らずを抜くのは手術になりますので、結構大変なんですよねぇ。。。

でも、親知らずをいずれは抜かなければいけないのであれば、早いに越したことはないという事です!!

あなたが、20~30代前半ならまさに適齢期です。

また、入院にせよ日帰りにせよ、きちんと仕事などのスケジュールを開けて調整できなければいけません。

結構回数がかかるものだと思ってください。

抜いた後も、歯科医師や歯科衛生士の忠告を守って過ごさないと、更に受診回数が増えるかもしれないのでご注意ください。

この記事を読んで、ある程度イメージと覚悟を持って親知らずの抜歯に臨んで頂けたらと思います。

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