【実話】歯科衛生士物語~鼻の穴と黒い粉~

こんにちは。hiyokoです。

今日は、歯科衛生士として働いていた時のインパクトの強かった患者さんと少し困った患者さんの話をします。

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歯科医院って色んな患者さんが来院されます。

小さい子どもさんからお年寄りまで年齢層は幅広く、個性豊かな方もおられます。

メンテナンスとなると歯科衛生士は30分~45分位は患者さんと二人きりですよね。

今回はそんなメンテナンスに来られた患者さんの話です。

メンテナンスが始まると強烈なインパクトを見せてくれたAさんと、デリケートな事で要注意人物になったBさんのエピソードをお伝えします。

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目次

【実話】歯科衛生士物語~患者さんと私~

マスクを取ったAさん(男性)の鼻の穴

まだ新型コロナウイルスが流行する前の話です。

当時、マスクを着けている人は花粉症の時期にしかあまり見かけませんでした。

Aさんは、花粉症でもない時期にマスクをして来院されました。

「歯の掃除をして欲しい」という主訴で来院されたAさん。

受付を済まして、チェアに案内しました。

真面目そうなAさんは、チェアを倒す直前にマスクを外しました。

私たち歯科衛生士はチェアがしっかり倒れたらチェアの高さやライトの調整などを行います。

その時に私は気付いてしまいました!!

Aさんの両方の鼻の穴にティッシュを丸めたものが一本ずつ詰めてあるのに。。。

\実際こんな感じでした/

Aさん(かなり近いイメージ)

問診の段階で、真面目な受け答えをされていたAさん。

確実にコチラを笑わせるために仕込んでいたものではないと思った私は、この事はスルーする作戦に出ました。

hiyoko

きっと何か事情があって、鼻栓をしなければいけない状況なんだろうと思う事にしました。

Aさんの鼻の穴に詰まっている2本の白いティッシュに触れることなく、いつも通りにメンテナンスを開始しました。

歯ぐきの検査を終えて、チェアを起こして検査結果をAさんに伝える時がやってきました。

この時って、患者さんとの距離って結構近いんですよね。

そして、検査結果とブラッシング指導をするので、真面目な話になります。

歯科衛生士としてのちょっとした見せ場でもあります。

真面目なAさんは鼻栓を詰めたまま、真面目な表情で質問を私にぶつけてきます。

もう顔を直視してしまうと笑ってしまうので、私は目線をそらしながら質問に答えていきました。

話が終わると、後は施術をするのみなので、その間は口の中だけしか見ないようにして乗り切りました。

歯の掃除を終えると、最後に歯科医師が一通り口腔内をチェックしてメンテナンスが終わりになります。

私は、院長を呼びに行きました。

超が付くほど真面目で冗談など絶対言わない院長は、Aさんの鼻栓に全く動じることなくAさんと会話し、普通にメンテナンスが終わったのが衝撃でした。

Aさんに鼻栓の事を伝えるのが正解なのか、今回のように見なかったことにして普通に接するのが正解なのか…

あなただったらどういう対応しますか?

hiyoko

もう迷宮入りしちゃいましたが、当時は院長と同じ対応をしたので、医院的には私の対応は正解ですよね!笑

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黒い粉事件を起こしたBさん(男性)

このBさんのエピソードは、歯科医院あるあるだと思います!

当時、私が働いていた歯科の白衣はまさしく白色の白衣でした。

いかにも歯科衛生士!医療従事者って感じで白衣は結構好きだったのですが、血液が飛んだりポケットに入れてるボールペンのインクが滲んだりと結構汚れが目立つのが難点です。

その日は突然やってきました!

私はいつものように朝一からメンテナンスが入っていました。

その日は朝一が私にとって初めてのBさんのメンテナンスでした。

Bさんはちょっと小綺麗なおじさまで格好つけている感じがあり、プライド高そうな印象でした。

なので、要点だけ伝えていつも通りメンテナンスを行いました。

そして、メンテナンスは順調に終わり、Bさんが診療室を出て行きました。

チェアーを片付けてると、ヘッドレストに黒い粉が大量に付着していました!!!

全然気付かなかったのですが、Bさんは頭にパウダー振ってる人だったんです。

Bさん(イメージ)

チェアーに付いた黒い粉をしっかり拭き拭きした後、先輩歯科衛生士に呼び止められて

「hiyokoちゃん!白衣に黒い粉いっぱい付いてるよ!!」

hiyoko

え~!?うそでしょっ!!

見ると白衣の腹の所に黒い粉がまぁまぁな量付いてました。

黒い粉を手ではらうと、どんどん広がり全然取れない、、、

先輩に風で飛ばすと取れると教えてもらって

急いでエアーで飛ばして落とそうとしましたが完全には落ちずでした。。。

「Bさん黒い粉の量多かった?確かに黒々とした髪だったという印象。今後は要注意だなぁ」と思っていたら、、、

先輩がBさんのカルテの患者さんからは見えない所に

「白衣が黒くなるので注意!」と付箋を貼ってました。笑笑

ちなみに、その日のメンテナンスをチェックしてくれた歯科医師も黒い粉付いてました。笑

カツラの方も気を使いますが、黒い粉は気付きにくいし、後片付けもちょっと大変だし、、、困ったものです。

まとめ

歯科衛生士として働いていたら、結構印象に残る患者さん多かったりします。

患者さんとの距離感ってなかなか難しいですし、さらに施術時間も決まっているのでスルーする事の方が多いです。

そして、休憩時間に話のネタになっちゃうパターンです。

歯科業界じゃなくても、きっとそれぞれの業界で色んな面白いエピソードがあると思います。

若いころは、そういう人に当たったら「運が悪いな」って思っていましたが、年を重ねていくごとにネタになりそうな人が当たった時は、「逆にラッキー」って思っちゃいます。笑

年取ると、そういうエピソードも楽しめるんですよねぇ!笑

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