こんにちは、hiyokoです。
前回は「歯の根の治療ってなんであんなに受診回数かかるの?」についてお伝えしました。
今回は、歯の根の治療が終了した後の治療について説明していきます。
歯の根の治療が終わるとまず最初に土台を建てていき、土台が整ってからかぶせ物を作っていきます。
①土台を作って型取り
②土台を合着してかぶせの型取り
③かぶせの合着
この順で進みますので、受診回数はあと3回ですね。
どの治療もですが、患者様都合で治療を中断されると信頼関係が崩れてしまいます。
また、ここからの治療はそれぞれの歯に合わせたフルオーダーのものを作っていきますので、治療の中断がないようにしましょう。
最初のかぶせ物を保険の物にするのか自費の物にするのかを歯科医師に伝えておくといいですよ。
迷いがあるのなら、保険・自費のメリットデメリットをしっかり説明してもらいましょう。
例えば・・・
「笑った時にキラッと銀歯が見えるのは避けたい」
「大きく口を開けた時に奥歯に銀歯が見えるのが嫌」
などあると思います。
最終的に、自分自身が満足できるものを作っていけたらイイですね。
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土台を削って形成する
歯の根の治療が終わった状態だと、ほとんどの歯の場合土台を入れないと噛む力に耐えることが出来ない為、まずは土台の形を削って作っていきます。
土台の形が整ったら、型取りをします。
型取りが終わると、仮蓋をして終了です。
保険適応になったファイバーコア(白い土台)もあります。
ファイバーコアの場合は、土台の型取りをすることなくその日に土台を建てる事が出来ますよ。
土台を入れ→かぶせの形を整え→型取りする
金属の土台が出来上がってくると、その土台をセメントで合着していきます。
セメントが硬化したら、土台を削っていよいよかぶせ物の形を整えていきます。
削るのに痛みはないですが、歯茎の際まで触る場合もありますので少しチクチクと感じる人もおられます。
形が整ったら、型取りをします。
最後に仮蓋をして終わります。
歯は隣同士ひっついていたり、噛みあっていないと倒れてきたり伸びてきたりします。
土台のままで期間が開きすぎてしまうと、せっかく作ったかぶせ物が合わなくなります。
そうなると、また削って型取りからしなければいけません。
ここで治療を中断してしまうと、歯が動いて噛み合わせも悪くなります。
かぶせが入るまでは治療に来れるようスケジュールを調整しましょう。
歯の土台やかぶせ物など、型取りをすると国家資格である歯科技工士が精密に作製してくれます。
世の中にこんなにも精密に作ってくれるものってなかなか無いと思いませんか?
歯の詰め物やかぶせ物はフルオーダーなんです!!
髪の毛1本でも噛んだら分かるくらい敏感な口腔内なので、μ(マイクロ)単位で作られていきます。
なので噛みあう歯の位置や高さを合わせないと、精密に作製することが出来ないのです。
歯科医師と歯科技工士の力によって、あなたの歯にピッタリな技工物が出来上がってきます。
出来上がったかぶせ物を合着する
いよいよかぶせが出来上がってきました。
歯科医師が前後との歯の当たりや噛み合わせの高さを最終調整し、セメントで合着します。
これで長かった治療が終わりました。
しっかり噛めるようになりましたね!
まとめ
今回は、保険適用の銀歯の例でお伝えしましたが、土台もかぶせ物も自費診療もありますので、歯科医師と相談しながら治療を進めて下さいね。
自費診療は高額にはなりますが、メリットも大きいですので興味がある方は相談してみてもいいかもしれませんね。
「今回の記事の中では保険適応の銀歯にしましたが、いつかは自費の白いきれいな歯に代えます」
とおっしゃられる患者様もおられます。
人それぞれ事情があると思いますので、「保険で行く」のか「自費で行く」のか自分の思いをしっかり歯科医師に伝えましょう。
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