こんにちは。hiyokoです。
今回は私が思うかかりつけ歯科医院の選び方をお伝えしていこうと思います。
歯科衛生士として思うのは今は予防の時代になってきているというのに、まだまだ歯の大切さ、歯を失う事の怖さを知らない人が多いという事です。
その背景には、「歯の治療には終わりがあるから」ではないでしょうか。
痛みが無くなりしっかり噛めるようになった途端、もう問題は解決したとなって定期メンテナンスに移行しない人が結構いるのです。
人それぞれの価値観の問題だとは思いますが、結論から言いますと治療が完了した時からが歯科医院と付き合っていくスタートなんです!
この記事を読んでほしい人
- 歯科医院に1年以上行っていない人
- 歯科医院の選び方がわからない人
- かかりつけの歯科医院がない人
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かかりつけの歯科医院ありますか?~歯科医院の選び方~
かかりつけ歯科医院の役割とは?
日本歯科医師会のホームページにかかりつけ歯科医の役割について以下のように書かれています。
かかりつけ歯科医が担う役割
患者の乳幼児期から高齢期までのライフステージに応じた継続管理や重症化予防のための適切な歯科医療の提供および保健指導を行い、口腔や全身の健康の維持増進に寄与すること。
日本歯科医師会 (https://www.jda.or.jp/jda/other/kakaritsuke.html)
歯が痛くなってから通院する歯科医院ではなく、むし歯や歯周病の事はもちろんお口の事に関してなんでも相談できる歯科医のことをいいます。
かかりつけ歯科医院を持つメリット
- 定期的にメンテナンスを行うことによって、むし歯や歯周病の早期発見や予防処置ができる
- 自分の性格もある程度把握してくれているので安心して通うことが出来る
- 自分の口腔内の事だけでなく既往歴なども把握してくれているので、相談しやすい
- 長期的に通う事で、お口の中の変化にも気付いてくれ、隠れた病気の早期発見に繋がることも
- 専門的な治療が必要な場合、適切な医療機関を紹介してくれる
歯科医院の専門性をみる
歯科医院選びで注目してほしいのが、その歯科医院が歯科の専門分野でどの分野が得意なのかです。
現在歯科医院は「一般歯科」「小児歯科」「矯正歯科」「口腔外科」の4つの標ぼうを掲げることができます。
この4つの分野すべてに専門性を発揮できる歯科医師はいないといってもいいです。
高度な専門知識や技術を必要とする際に、適切な医療機関を紹介してくれるかで、その歯科医院が信頼できるかがわかります。
かかりつけ歯科医院の選び方
今はコンビニよりも多い歯科医院ですが、どこに通ったらいいのかわからなくて結局歯科医院に何年も行けていない人もいるのではないでしょうか?
自分に合う歯科医院は、実際に歯科医院に行って自分で体験してみなければ分からないと思います。
でも事前に情報が得られるのであれば調べてみる方が安心はできますよね。
事前にホームページや家族や友人からの口コミなどの情報を集めて調べてみましょう。
口コミが1番イメージしやすいのですが、口コミはその人の主観なので実際に行ってみると聞いていた歯科医院と違ったなんてこともあります。
ましてや、インターネットの匿名の口コミなんかはいわゆるサクラの口コミが書いてある場合もありますし、逆にクレーマーと呼ばれる方の歯科医院を陥れてやろうという悪意の口コミもあります。
私個人的な意見としては、口コミを鵜呑みにするのではなく、参考程度にしておけばいいと思います。
私が歯科医院を選ぶとしたら、次のような所に注目してみていきます(あくまでの私の個人的な意見ですので参考までに)
まずは通いやすそうな歯科医院をピックアップします。
かかりつけ歯科医院になると年に2~3回はメンテナンスで通院する事になるので通いやすい場所にあるかは重要ポイントです。
- 自宅や職場から無理なく通えるか
- 診療時間が自分の通いやすい時間帯か
- もし知り合いや家族からの口コミがあれば参考にする
次にホームページを見て、その歯科医院のどこを見るかというと
- ホームページから感じられる医院の雰囲気
- 院長の自己紹介や治療方針などに共感できるか
- 定期検診に力を入れているか(歯科衛生士が担当制の場合力を入れていると考えられます)
- 感染対策がしっかり行えているか
予約の電話を掛けた時の電話対応が丁寧かどうかもポイントではないかな~と思います。
最終的には相性だと思いますので、この歯科医院は合わないと思ったら無理してまでその歯科医院に通う必要もないと思います。
【歯科医院ひそひそ裏話】
患者さん側は歯科医院を選ぶことはできますが、歯科医院側は患者さんを選ぶことは出来ません。
でも、一部の歯科医師は相性の悪い患者さんの治療が終わったらそこで通院を「終了」とする人もいます。
こればっかりは、患者さんと歯科医師の相性になるので、治療が一通り終わってメンテナンスに移行せずに「終了」となった場合は、相性が悪かったという事です。
また、歯科衛生士不足でメンテナンスの予約が取れない場合も、あえて新規にメンテナンスに移行しない場合もあります。
これは歯科医院側のマンパワーの問題になりますので、通ってみても見えない部分ではあると思います。
実際に私が働いていた歯科医院では、歯科医師2名、歯科衛生士2名、歯科助手1名の5人しかいないのに、チェアー5台をフル稼働させていた為、予約がパンク状態でメンテナンスに移行せずに終了することも多かったです。
忙しすぎて感染対策も全くできておらず、ある日朝の清掃の時に床に使用済みの縫合針が落ちていたのを発見した時は流石にヤバイと思い、院長に改善を求めました。
チェアーの台数とスタッフの数をみて余裕がない所は、マンパワーが足りてない可能性があります。
まとめ
本当の意味での歯科医院とのお付き合いは治療が完了してから始まります。
歯科医院選びは、最終的には行ってみないとわからないです。
相性が悪かったり、なにか引っかかる点がある場合は無理して通う事なく、他の歯科医院に移ることも考えましょう。
かかりつけ歯科医院をもつことは、生涯を通じてお口のケアを任せられるパートナーがいるという事です。
もし、かかりつけ歯科医院をまだもっていないのであれば、この機会に探してみるのも良いと思います。
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