こんにちは。hiyokoです。
今回は、磨き残し多発部位とその磨き方についてお話します。
私は歯科衛生士として働いていた時、沢山の方のお口の清掃をしてきました。
矯正中の人、入れ歯をしてる人、インプラントの人などなど誰一人として同じ口の人はいないですよね。
実は、お口の中の磨いて欲しい所と磨き残しがある所って同じ所なんです!
では、あなたの歯磨きが今のままで大丈夫なのか、見ていきましょう!
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歯磨きで何を除去するのか?
何のために歯を磨いていますか?
食べかすを落とすためじゃないの?
そう言われる患者さん結構います。
もちろん、食べかすを取ることもとても大切です。
でも、食べかすと同じくらい意識してしっかり除去してほしいものがあるんです!!
それは、プラークです。
プラークって聞いたことありますか?
別名を、歯垢とも言います。
プラークは歯の表面に付着していて、歯と同じような色で分かりにくいのですが、舌で触るとザラザラしています。
このプラークを食べかすと勘違いされている方も結構多いです。
実はプラークは、細菌の塊です!!
細菌って顕微鏡で見ないと見えないものですよね?
それが、目に見えるまでの量にどんどん増殖していきます。
怖くないですか?
実は、プラークは耳かき一杯で800億もの細菌がいると言われています。
このプラークを放っておくと、むし歯や歯周病などの口の中の様々なトラブルの原因になるので、毎日の歯磨きでしっかりと除去していきましょう。
お口の中で、プラークがある確率大なのはココ!
上の図の赤で塗っているところが、プラークの付着が多くみられる所です。
「え?ほとんどじゃない?」って声が聞こえてきますが。。。現実はこんなものです。
プラークの付着が多く見られる所は、歯の間と歯の裏側です。
歯ブラシが当たりにくい所なので、プラークの付着も目立ちます。
逆にプラークの付着が目立たない所は、歯の表側です。
表側は裏側より磨きやすいですよね。
なので表側は結構磨けている人多いです。
歯の裏側や歯と歯の間は、磨けているか目で確認することも難しく、磨きにくい所です。
でも、歯ブラシの毛先が当たっていないと、プラークを除去することはできないので、意識的に毛先を当てて磨くようにしていくと、磨き残しも減って来ます。
でもやっぱり
磨けるようになる一番の近道は、歯科医院で歯科衛生士に歯磨き指導をしてもらう事です。
歯科医院のクリーニングに行けていない人は、ぜひ歯科医院を受診しましょう。
むし歯・歯周病予防に効果的!絶対磨いて欲しい2つの部位。
次にあげる2つの部位は、むし歯・歯周病予防にとても効果的な部位になります。
この2つの部位を磨けているかどうかで、今後のお口の健康状態が変わってきます。
歯と歯茎の境目
ここにプラークが残っていると、歯茎の炎症を引き起こし、歯周病も進行してしまいます。
実は、ココ磨けていない人がほとんどです。
そして、歯と歯茎の境目を磨けるようになると、歯周病の進行を予防できるんです!
なので、歯と歯茎の境目は絶対に磨かなければならない重要ポイントになります!!
歯と歯の間
歯と歯の間は歯ブラシでは届かない所なので、デンタルフロスや歯間ブラシを使用しましょう。
ここにプラークを残していると、歯と歯の間から虫歯になります。
また、歯と歯の間が磨けていない人は、そこから歯周病が進行し、歯を支えている骨が溶けてグラグラ揺れてきます。
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歯ブラシの当て方と歯ブラシ以外に使ってほしいアイテム!
実は、歯ブラシではお口の中の60%しか磨けないと言われています。
もっと磨けてると思ってました。
では残りの40%ってどこ?
それは、先ほどお伝えした歯と歯茎の境目と歯と歯の間になります。
歯と歯茎の境目は、毛先を歯茎の方に向けて歯茎をマッサージするように小さく動かすようにしてください。
歯と歯の間に関しては、歯ブラシでは磨けない所ですので、デンタルフロスか歯間ブラシを使用して、歯と歯の間のプラークを除去するようにしましょう!
たまに、歯の間に詰まった食べかすを取って満足されてる患者さんおられますが、食べかすだけ取っても意味ないです!!
しっかりとプラークを除去することを意識してくださいね!!
プラーク=細菌だという事を忘れないようにしましょう!!
将来、歯を失うことなく自分の歯で噛めるようにするには、歯ブラシ以外にデンタルフロスか歯間ブラシを使っている事がポイントになってきます。
デンタルフロスや歯間ブラシを使っている人と使っていない人とでは、歯の寿命が全然違いますので、歯ブラシ一本で歯磨きをしている人は、デンタルフロスや歯間ブラシを取り入れるようにして下さい。
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まとめ
今回は、磨き残し多発部位とその磨き方についてお話しさせて頂きました。
歯って一本一本が複雑な形をしており、歯並びも人によって違うので、実は歯をきれいに磨くのって、テクニックがいります。
プラーク=細菌だという事を意識して、毎日しっかりプラーク除去を行うようにしましょう!!
また、歯ブラシだけでなくデンタルフロスや歯間ブラシを使用すると、将来の歯の本数でそれらを使っていない人と必ず差が出てきますので、使っていない人は取り入れていくことを強く強くお勧めします!!
お口の中は十人十色です。
歯科医院で歯科衛生士から、あなたに合った歯磨き指導をしてもらい、定期的なメンテナンスを続ける事が、自分の歯で食事し続ける最短の近道ですので、歯科医院で定期的なメンテナンスを続けていきましょう!!
私の担当患者さんにアメリカ人の男性がいたのですが、それはそれはきれいな歯・きれいな歯茎で、いつもほれぼれしてクリーニングしてたんです。
そのアメリカ人の患者さんは、私にこう言いました。
「アメリカでは、フロスは小さい時から当たり前のように使っている。日本人は何でフロスしない人多いんですか?」
正直、何も言えませんでした。。。
日本では、少しずつ歯の大切さについての知識が広まりつつありますが、まだまだ意識が低い人が多いのが現実です。
この記事が、そんな意識を少しでも変えるきっかけになってくれたらと思います。
hiyoko
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